磯焼けの海を海藻の森林へ
カメラの前の生き物たち
自然環境部 海域担当チーム
大坂 縁
ライブカメラをご覧の皆様、5分ほど観察してみませんか。たった5分でも、数種類の生き物を見かけます。
今回は、コンブから少し話題を変えて、カメラ前にいる生き物を紹介します。
まずはウミタナゴ。カメラ前に来る常連です。小さいウミタナゴの群れや、立派な成魚までよく見かけます。
図1 ウミタナゴ
アサヒアナハゼは、ウミタナゴに次ぐ準レギュラー。藻場に生息する魚で、コンブ繁茂時期に多く見かけます。
図2 アサヒアナハゼ
続いてカメラ前の主、アイナメ。ちょうど今が産卵期です。岩礁性で隙間が好きで、藻場にも隠れています。
図3 アイナメ
魚だけでなく、ウミウなどの海鳥も突如現れます。残念ながら、突然すぎていつも写真として残せません。
最後に弊社社員。カメラ前で藻場試験やカメラ点検を行っています。
図4 エコニクス社員(ダイバー)
藻場は、海の生き物が餌場、隠れ場、産卵場などに利用するために集まり、多様な生物群集が形成され、豊かな森林となります。
豊かな森林にできるよう取り組んで参ります。ライブカメラからそっと見守っていただけると幸いです。
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