エコニクスは、北海道内各地の漁業関係者や地域住民との良好な関係性を重視して業務を推進しています。鳥類やコウモリ類等の陸生生物、魚類をはじめとする海生生物の生態に詳しい専門技術者が、調査計画の立案やご提案、調査の実施・評価までをサポートします。
現地の環境を自ら調査できる体制で、お客様のご要望にお応えいたします。
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洋上風力発電施設の建設に伴う漁業影響は、「漁場の一部消滅」、「立入り制限措置」といった直接的な影響ばかりでなく、底質や流況の変化といった漁場環境、餌生物の変化、水産生物の分布・回遊経路の変化など間接的な影響が挙げられます。
洋上風力発電施設の建設に伴う漁業影響 | ||
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直接的な影響 | ・漁場の一部消滅 ・立入り制限措置 | |
間接的な影響 | 漁場環境 | ・底質の変化 ・流況の変化 ・透明度の変化 |
餌生物 | ・底生生物の変化 ・プランクトンの変化 | |
水産生物 | ・分布・回遊経路の変化 ・出現種の変化 ・行動の変化 |
生き物の生態に詳しい弊社の専門技術者が、漁場環境や漁獲される水産生物への影響を予測・評価するために、必要な調査項目、調査時期、調査頻度をご提案します。
洋上風力発電施設の建設による水産業との協調を図る上で必要な調査の検討に当たっては、海域特性や地域の漁場環境、増養殖施設、漁獲される水産生物の生態などに関する専門知識が重要になります。
調査項目 | 調査の視点 |
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水中音調査 | 発電施設に関連した水中音は、漁業影響を評価する上でも貴重な情報になります。弊社は魚介類等、対象種の生態を考慮した調査手法の提案や洋上風力発電施設の配置計画をサポートします。 |
魚礁効果調査 | 発電施設の支持構造体は人工魚礁としての機能が期待されます。弊社は漁獲される魚類をはじめとした海生生物の生態に詳しい専門技術者が、対象種の生態を考慮した調査手法の提案や洋上風力発電施設の配置計画をサポートします。 |
藻場調査 | 発電施設の土台構造物や浸食防止設備は、海藻草類が着生する人工基盤となり、藻場が創出されます。弊社は藻場を構成する海藻草類の生活史は勿論、藻場を利用する仔稚魚から親魚の生態に配慮した調査手法や洋上風力発電施設の配置計画をサポートします。 |
底生生物調査 | 発電施設の土台構造物や浸食防止設備は、海底に三次元の立体構造を形成し、底生生物の生息場、避難場、餌場として機能します。弊社は施設供用後のモニタリング調査を実施し、海生生物の生態に詳しい専門技術者が、底生生物の多様性に係わる漁業影響評価についてサポートします。 |
洋上風力発電所建設による海棲哺乳類(イルカ類等)への影響については、工事中の水中騒音や運転時の低周波などが懸念されています。水中の騒音は、陸上より遠方へ伝搬するため、遠く離れた海域まで影響を及ぼすことが考えられます。
海の生態系の最上位に位置する海棲哺乳類は、洋上風力事業を実施する比較的浅い海域にも広く生息しており、生態に配慮した適切な環境影響評価が必要とされています。
調査項目 | 調査の視点 |
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生息状況調査 | 海棲哺乳類の生息状況は、船舶や航空機を用い、ビデオカメラ、双眼鏡、目視等により記録を取ります。取得データは、トランセクトライン上の距離あるいはメッシュ当たりの種類別の個体数(密度)で整理し、生物量の相対的な生息状況の評価材料に用いることが可能です。 |
生物音調査 | イルカ類等が発する鳴音を探知する観測機器を用い調査します。 観測機器を調査範囲内に数点設置し、イルカ類等の種類・生息密度等を把握します。 |
海棲哺乳類をはじめとした海生生物の生態に詳しい弊社の専門技術者が、対象種の生態を考慮した調査手法の提案や洋上風力発電施設の配置計画をサポートします。また、施設供用後にはモニタリングを実施し、海棲哺乳類に対する影響の実態を把握し、影響を低減するために必要な対策をご提案します。
風力発電所建設による鳥類への影響については、繁殖・採餌に係わる移動経路の遮断や阻害、風車のブレードに衝突する事故(バードストライク)などが懸念されています。また、繁殖地周辺の洋上風力発電施設でも相当数の衝突事例の報告があります(環境省自然環境局野生生物課(2011), 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き)。
目的 | 調査の視点 | |
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建設時 | 建設工事による影響把握 | 予定地およびその周辺における鳥類の生息状況を把握し、影響を受けると予測される種の有無を確認します。 |
バードストライクの発生を防ぐための風車の配置や高さの検討 | 渡り鳥や希少猛禽類の飛翔ルートや飛翔高度に配慮した調査を実施します。 | |
建設後 | 行動圏の変化の把握 | 鳥類の飛翔ルートや高度の変化の有無を確認します。 |
保全対策の検討 | 問題点を抽出し、必要な対策を検討します。 |
鳥類の生態に詳しい弊社の専門技術者が、鳥類に対する影響の実態を把握し、影響を低減するために必要な対策をご提案します。
風力発電所建設によるコウモリ類への影響については、繁殖・採餌に関わる移動経路の遮断や阻害、ブレードやタワー等への接近・接触、夜間照明による誘引などが懸念されています。
国内でもバットストライクの事例が報告されており、コウモリ類の生態に配慮した適切な環境影響評価が必要とされています。
目的 | 調査の視点 | |
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建設時 | 建設工事による影響把握 | バットディテクター等を用いて、コウモリ類の生息状況、飛翔経路などを把握します。 |
影響の予測・保全対策の検討 | コウモリ類への影響を予測し、保全対策を検討します。 | |
建設後 | 工事前後の変化の把握・保全対策の検討 | モニタリング調査を実施し、期待した効果が得られていないようであれば、追加の対策を検討します。 |
コウモリ類をはじめとした陸生生物の生態に詳しい弊社の専門技術者が、対象種の生態を考慮した調査手法のご提案や、陸生生物に対する影響の実態を把握し、影響を低減するために必要な対策をご提案します。
※捕獲調査の際は安全に配慮して実施しています。
・道南方面 洋上風車騒音調査
・東北方面 洋上風力発電環境調査
・道北方面 鳥類洋上分布調査
・道北方面 鯨類相調査
・風力発電事業における水中音響調査
・海中音の海洋生物影響調査(文献等)
・洋上風力発電事業に関する配慮書等環境アセスメント関連文書作成支援業務
他