小山@エコニクスです。
今日の北海道新聞の記事に、『猿払にイトウ保全区 王子製紙、社有林を指定 地元や北大と連携』というのがありました。
これは、猿払イトウの会と猿払村、王子製紙株式会社、研究者が協力をし、イトウが生息する河川の河畔林を良好なかたちで維持し、そしてイトウを保全していこうということで、「猿払イトウ保全協議会」を立ち上げ、王子製紙が社有林を維持していいこうということです。もちろん研究者がイトウに関する研究や市民にたいする啓蒙活動を行っていくそうです。
王子製紙のHPを見たところ、設立された「猿払イトウ保全協議会」の役員には、北大水産の帰山先生や北大の中村太先生、酪農大の金子先生といった面々が名前を連ねています。
イトウの保全に関しては、今年3月に富良野町において条例が制定されたり、北海道内で少しずつ活発化してはきましたが、まだまだ道のりは長そうです。
イトウと言えば、昔あった『RISE』(今は休刊中なんですかね・・・)という雑誌に、尻別川の巨大イトウの古い写真が掲載されていて、その大きさに度肝も抜かれた記憶があります。
今、オビラメの会が尻別川のイトウの保護・復元の活動を行っていたりしますが、ほんと昔の写真をみたりしたらイトウって今は幻の魚(ビッグサイズのイトウが沢山いたという意味で)なんだなと思います。
まだ居る場所に行けば魚類調査中に確認することはありますが、あと10年もしたら本当に幻の魚にならないことを祈るばかりです・・・