先日、テレビでこのような番組(夢の扉 高校生の力で世界遺産を救いたい)を見ました。
番組の内容は、世界遺産にも登録されている奈良県の春日山原生林をシカの食害から守るため、京都府立桂高等学校の高校生達が、若草山の芝を再生すると言うものです。
若草山の芝は、ノシバという日本固有のシバで、種が硬い殻に覆われているため、種を普通に撒くだけでは発芽しません。しかし、一度シカに食べられ糞とともに出てくると、その硬い殻が柔らかくなっており、発芽することができるのです。
北海道でも、年々エゾシカの生息数が増えており、交通事故や農作物の食害など、様々な問題を引き起こしています。しかし、彼らの大量の糞も、ひょっとしたら何かの役に立つのかも知れません。
糞だけにこいつは何か臭うぜ。
エゾシカの糞
前河 栄二