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2015年05月14日

雪崩(その3)

 連休の好天を狙って、5月2日に札幌最高峰の余市岳(よいちだけ)(標高1,488m)に行ってきました。
今日は北斜面(下の写真の左から2番目の白い斜面)を滑る予定です。
 


キロロゴンドラからの余市岳(平成27年5月2日撮影)


 今シーズンは、硫黄山東岳(4月5日)が強風で標高986mまで、漁岳(4月11日)はガスのため標高1,045mまで、暑寒別岳(4月26日)も強風で7合目までと、連続して山頂には行けませんでした。
 今日は好天微風のなか、ゴンドラ山頂駅から通称飛行場の脇を抜けて1時間35分で余市岳山頂に到着。
 久しぶりに山頂からの展望を楽しみました。


余市岳山頂から羊蹄山を望む(平成27年5月2日撮影)


 今年は例年よりも雪が少なく、ブッシュを避けて東側から回り込みながら北斜面に侵入。
 あっと言う間に滑り終えました。


中央が滑った斜面(平成27年5月2日撮影)


 北斜面下部の谷は例年と様子が違い、折れた木や枝が多く見られます。
 雪崩で流されてきたようです。


折れた木や枝(平成27年5月2日撮影)

 北斜面の斜度は、地図で見ると標高1,350m〜1,200mでは34度程度あります。
 雪崩は「傾斜が30度以上になると発生しやすくなり、特に35度~45度が最も危険」なので、ここは正に雪崩発生危険地帯なのです。


 今シーズンの雪山はこれで打ち止め(の予定)!



 “最大で時速200㎞ものスピードに!雪崩(なだれ)から身を守るために”.
 あしたの暮らしをわかりやすく『政府公報オンライン』<http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201311/4.html>

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