エココンテンツ

  • エコニュース
  • エコログ
  • エコニクスの森林
  • 藻場通信
  • 環境貢献活動支援
  • 環境パフォーマンス
2017年06月21日

北海道にはいないエビ

 先日「エビの種類と味」と題してエコログが更新されました。この筆者は私ではありませんが、私もエビについて、それも北海道にはいない「ウチワエビ」について味を中心に書こうと思います。

 皆様は「ウチワエビ」をご存知でしょうか。
 私は業務で行った下関で「ウチワエビ」を知りました。

 北海道周辺の海域には生息しておらず、千葉県から九州、日本海西部、沖縄などに生息し、下関では底引き漁業で漁獲している事が多いようです。北海道で漁獲されているエビとは違い、体は上から押しつぶされたように平たく、体の前半分が円盤形で、上から見ると名前の通りうちわのような形をしているのが特徴です。エビというよりはムシという感じで、何かのアニメにも出てきそうな印象でした。


自宅にて撮影(エビに新聞紙が付いていてすいません…)

 

 下関では刺し身と「焼き」でいただきました。刺し身は甘みが強くトロっとした濃厚な味とプリプリとした食感、また「焼き」は最後にエビの香りが鼻を抜け、どちらも非常に美味で感激したのを覚えています。

 
下関で頂いたウチワエビ(左:刺し身、右:焼エビ)

 

 あまりの美味しさで、後日下関からウチワエビを2キロ程「お取り寄せ」してしまいました。取り寄せたウチワエビは刺し身と茹でで身をいただき、その茹で汁に甲羅(頭の部分)を入れ、味噌汁で出汁を堪能しました。

 「茹で」よりも「焼き」のほうが濃厚だという情報もありますが、私は「茹で」の方が好きです。その重量感はエビと言うよりはカニに近く、しかしカニとは違いパサパサしておらず、ジューシー且つプリプリしている食感です。

 ミソは頭の大きさの割に小さい印象ですが、それでもボタンエビより大きいものでした。生食の味は淡白で物足りない感じがします。茹ですぎたスケソウダラのタチ(白子)と言った所でしょうか。個人的には甘エビやボタンエビなど北海道にいるエビのミソのほうが好きです。茹でると甲羅(頭の部分)にミソと脂が詰まっており、カニミソならぬエビミソになっています。淡白なミソにエビのエキスが混ざり込み、日本酒が進む味になっていました。

 また、卵はあまり味がせず、プチプチという食感が強いです。これは北海道のエビの方が好きです。

 
自宅にて撮影(左:茹でエビ、右:刺し身)

 

 味や食感についてはほぼ私の主観になってしまいましたが、非常に美味なので一度堪能し、北海道のエビと食べ比べてみては如何でしょうか。

 最後に、一人で2キロは多いので、注文する際はお気をつけて!

もどる