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2018年02月07日

身体においしい北海道の昆布

 みなさんは、どんな昆布料理を食べますか?寒くなる時期、おでんに入れたり、湯豆腐、昆布じめなんかも最高ですね。出汁としての活用だけではもったいないので、我が家では、細かく刻んだ昆布を煮物に入れ、他の具材と一緒に煮て食べられるようにしています。細かくしておくと、子供のおやつにも大人気です。

 日本で食べられる昆布の約90%が北海道産であると言われていますが、様々な種類があり、利尻昆布、羅臼昆布、長昆布、細目昆布、真昆布、日高昆布、厚葉昆布が代表として挙げられます。私が住む道南では、下図のとおり真昆布を使って出汁を取ったり、料理することが多いですが、他にも粘り気に特徴があるガゴメ昆布も使います。

 

昆布の産地
“北海道の昆布”.北海道ぎょれん.(http://www.gyoren.or.jp/konbu/)を参考に作成

 

 昆布が身体に良いとはよく聞きますが、どんな効果があるのか調べてみました。

 効果は大きく3つあるようですが、まず1つ目として「食物繊維」アルギン酸とフコイダンが多く含まれているので、余分な糖質や脂質の吸収を抑えてコレステロールや中性脂肪を溜まりにくくする作用があります。また、腸内環境も整え免疫力アップの効果があります。2つ目は「色素成分」抗酸化力のあるフコキサンチンが含まれているので、体脂肪を溜まりにくくしたり、溜まった体脂肪を燃やす作用があり、さらには、老化のもとになる血糖値の上昇を抑える効果があります。3つ目は美味しいと感じる「うまみ成分」グルタミン酸によって、減塩することができ、消化吸収を調整してくれるので、胃もたれを防ぐとともに過食を抑える効果があります。

 普段何気なく口にしている昆布ですが、本当に身体に良い成分がぎっしりと詰まっています。また、出荷されるまでに採取⇒乾燥⇒選別と海を守り育てる漁師さんたちの汗と愛情がたっぷり詰まっています。北海道を代表する食材として、誇りに思うとともに感謝しながらこれからも頂いていこうと思います。

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