昔は怖いものの代表として「地震」、「雷」、「火事」、「おやじ」と言われましたが、北海道では「おやじ」ならぬ「山おやじ:ヒグマ」がいまでも怖い存在です。
先日残雪の山に行ったときの話です。
通常の登山ルートをショートカットして斜面に差し掛かった時に先客の足跡がありました。
「同じことを考える登山者がいるものだな」と近づいて見ると、それはなんとヒグマの足跡でした。
足跡は通常の登山ルートから北に向かって斜め下方向に続いていました。
まだ爪痕もしっかりと残っていたのでそんなに古い足跡ではないようでした。
帰りには通常の登山ルートを横切る足跡も確認できましたが、ほかの登山者は気がついていないようでした。
私の靴底跡と比較して大きさを想像してみてください。
足跡比較:左下が私の靴底跡(長さ32cm)、左上が後足、右下が前足
斜面には雪面を踏み抜いた穴もありました。相当な体重がありそうです。
春の陽気に誘われて山に繰り出す場合には「山おやじ」にご注意を!
撮影:2018年4月22日