株式会社エコニクス 環境事業部
環境解析チーム 猫派
皆さんは犬派ですか?猫派ですか?
日本では1990年代頃から小型犬ブームが続いていましたが、近年は猫人気が高まり、2017年にはついに猫の飼育数が犬を超えたそうです。
巷には猫のイラストの描かれた商品や猫の写真集があふれ、さらには猫付きマンションなんていうものまで出てきました。
ところで、猫の性別を顔つきで見分けるコツをご存知でしょうか?
こちらは典型的なオス猫です。
まず、頬が横に大きく、エラの張った貫禄のある顔つきをしています。
そして、ヒゲの付け根のウィスカーパッド(Whisker pad)と呼ばれる部分がふっくらとしています。
さらに、鼻が幅広く大きいのも特徴です。
一方、こちらはメス猫です。
オスに比べてほっそりとした小顔で、なんとなく繊細な雰囲気ではありませんか?
では、こちらの猫はオスでしょうか?メスでしょうか?
頬はふっくらしていませんが、これはオス猫です。ただし、生後6か月で去勢手術をした室内飼いの猫です。
鼻が幅広で大きいことから、オス猫だとわかるかもしれませんね。
オス猫の貫禄のある顔つきは、性ホルモンによるものだと言われています。
ですから、縄張り争いをする必要のない、室内のような穏やかな環境で育つと、顔がそれほど大きくならず、性格もおっとりとした猫になる場合が多いようです。
また、去勢手術をしたことで顔つきがほっそりしたという事例もあるようです。
もし機会があれば、大きな顔のオス猫の頬を触ってみてください。
意外と固い感触に驚くかもしれません。
喧嘩の多いオス猫の世界において、エラの張った大きな顔は、首筋などの急所を攻撃から守る役割を果たします。
また、ライオンのたてがみと同じように相手を威嚇する効果もあるそうです。
「猫」というとなんだか迫力がありませんが、やはりネコ科の立派な一員、野性的な一面もあるのです。
「猫は人の手から食べ物を食べる小さなトラだ」という言葉がありますが、言い得て妙ですね。