下の2枚は、マダラカゲロウ2種の幼虫です。
スケールが入っていないのでわかりづらいのですが、上のフタマタマダラカゲロウがだいたい1cmくらい、下のミツトゲマダラカゲロウが1.2cmくらいです。
両種とも渓流の平瀬などに生息しており、石の間を動き回りながら落ち葉や付着藻類、他の幼虫を食べています。日本全国に分布しており、6~7月くらいに羽化します。
マダラカゲロウは、僕の一番好きな虫です。
成虫はとても弱弱しいのですが、幼虫は頭の部分や前肢にトゲと言いますか、ツノのような突起があります。よく見ると、昔の武士が使っていた鎧兜のようです。
触った感じも他種と異なり、硬く頑丈です。
見ていてとても格好いいんです。
憧れてしまいます。
クワガタやカブトムシは人気も高く、見た目にもわかりやすく格好いいですが、その辺の川の中にもこんな格好いい虫たちが、実はたくさんいるんです。