こんにちは、経営管理部の杏です。
今回は弊社の3名で、静かに春の訪れを待つエコニクスの森林へ行ってきました。
スケジュール
2011年2月17日(火) 9:00 会社発 10:35 林道入口着 10:45 林道入口発・観察開始 12:45 エコ森上部着・昼食 13:45 エコ森上部発 14:45 林道入口着・観察終了 15:00 林道入口発 16:45 会社着
今回の準備(私の場合)
身につけたもの:全身スキーの格好+スノーシュー、ストック、ブーツ、ビーコン
ザックの中身:ゾンデ、ツエルト、スコップ、ホイッスル、カメラ、食糧、地図など
※ゾンデは雪崩で埋没した人を発見するための棒、ツエルトは防寒などに使える簡易テント
現地到着
昨年と同じく、登山口までは積雪で車が通れないため林道入口から出発します。
お天気は曇りときどき雪。観察の日はいつも晴れてくれるはずなんだけどなぁ…
しばらく歩いて登山口に到着。やっぱりここの看板も雪に埋もれていますね。
エコ森で見かけた足跡たち
左:テン属の一種(おそらくエゾクロテン) 右:エゾユキウサギ
左:おそらくエゾリス 右:ネズミ科の一種
雪の上にこんな虫がたくさんいました。セッケイカワゲラといって、羽はなく、雪の中にある餌を食べるようです。
頂上に到着。高いところに巻き付けてあるピンクテープがこんな足元にあります。積雪は2メートルほど。
今回も取締役上田による、穴堀りが始まりました。スノーソーとスコップを使ってあっという間に姿が見えなくなりました。雪質なども調べていましたが、やはり1年前とは違うようです。
エコ森で見かけた木の穴たち
下り道、姿は見えないけれどキツツキの鳴き声が聞こえました。また、彼らが穴を開けたと思われる木がたくさん見られました。生きた木に穴を開けられるのは大抵クマゲラだそうですが、枯死木などは最初クマゲラが開けた後、色々な生き物が棲みつく事もあるようです。
(写真左・右共通)2本の木がぴったり寄り添っています。トドマツとダケカンバです。トドマツには縦に大きな亀裂が・・・これは共生というより競合している?!
観察終了
今回は、装備など一年前よりは要領よく揃えて行くことができたと思います。現地での動きについては、上り道はやはりきついと感じる時もありましたが、私たちと同じところを通っているさまざまな動物の軌跡を見ると楽しい気分になりました♪
さて、今まで物語と題して四季の様子を書いてきました。現地に行かない皆さまにも、こちらを読み、多様な生き物のいる環境のすばらしさを少しでも感じていただければ、この上ない喜びです(^^)