2月半ばに、弊社役員の上田とエコ森林(えこもり)へ行ってきました。この日の天候は曇り時々晴れ、気温は約6℃と暖かかったので、体温を調節できる服装を心がけました。汗をかいてしまうと休憩などで止まった際、急激に体温を奪われてしまいます。汗をかいてもすぐに乾くようにすることが大切です。
装備:帽子、ネックウォーマー、ウインドブレーカー、スキーパンツ、ブーツ、
スノーシュー、ビーコン、コンパス、ホイッスル、ストック、カメラ
日程:2017年2月16日(木)
7:00 新札幌出発 → 8:30 林道入口着 → 8:50 林道入口発 → 12:00 山頂にて昼食
13:00 エコ森林上部観察、下山 → 15:00 林道入口着・観察終了
15:30 林道入口発 → 17:00 新札幌着
まずは、駐車場の除雪された雪山を登り、入林者名簿に記入してスタート。道路標識が顔を出すくらいの積雪がありました。林道を少し進み、ゾンデを雪に突き刺したところ約2.8mの積雪があるようです。
春香山・つげ山の分岐点をつげ山の方に進んでいくと、生物の足跡が多くありました。写真は、エゾユキウサギ(左)とエゾクロテンと思われる足跡(右)です。
さらに、キツツキ類がケヤマハンノキにあけた穴や、ツルアジサイも見られます。
11:00頃、「エコニクスの森林」の看板がある地点に到着しました。看板は雪で埋もれており最初はどこにあるのか分かりませんでしたが、指示のとおりスコップで雪を掘っていると、看板左上のリスが現れました!重労働で汗をかくことは禁物、看板の確認後は適度な休憩と水分補給をし、再び頂上を目指します。
山頂までは斜面が急になり、強い風が吹くので落雪に注意しながら進みます。晴れ間がだんだん多くなり、山頂に着いた頃には青空が広がっていました。青と白のコントラストが美しいですね。昼食は、ほっこりとする温かい雑炊を作って頂きました。
午後は、エコ森林上部の観察をしました。ピンクテープの位置を確認しながら尾根を進みます。稀に、黒いキノコの生えたダケカンバがありました。キノコはカバノアナタケ(樺孔茸)というそうで、届く高さに生えるものは採られた形跡もありました。
さらに進むと、クマゲラが開けた穴を発見!木はシラカンバでした。
送電線等を目印にして、徐々に下山します。見晴らしの良い場所に出ると辺りの山々を見渡すことができ、それなりの高さを登ってきたことが分かります。誰も踏み入っていない雪の上を、スキーとスノーシューで軽快に下っていきました。計画通り、15:00に林道入口へ戻り観察は終了です。
以上、今回観察できた冬のエコ森林のご紹介でした。
厳しい冬が少しずつ終わり、これからの季節も様々な景色に出会えることが楽しみです。