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2015年12月08日

雪の結晶

 天気予報では雪の予報を目にするようになってきました。
 私は雪の降らない地域での生活が長かった為、雪は未だに綺麗なものという印象のほうが強く、雪が降ることは冬の楽しみの一つとなっています。

 皆さんもご存じの通り、雪の一つ一つは結晶でできています。
 雪の結晶は一つとして同じ形のものはないと言われています。これは上空から地上に降りるまでの気温や湿度などの気象条件によって大きく形が変わるからです。
 代表的な樹枝状の形のものや鼓の形をしたもの、針の形をしたものなど、その分類は121分類にもなります。

 このことから、アメリカの雪の研究家Wilson Bentley氏は、「生涯の歴史がこれ以上に優美な象形文字で書き綴られたものがあっただろうか」と述べています。
 また、この言葉をもとに世界で初めて人工雪の製作に成功した中谷宇吉郎氏は、「雪は天から送られた手紙である」という言葉を残しています。

 皆さんも今年の冬は雪を手にとってご覧になってみてはいかがでしょうか。

※雪の結晶の観察方法は、体験・遊びナビゲーターHPの「雪のひみつ大研究」に詳しく記載されています。

 

<参考文献>
“体験・遊びナビゲーター”.独立行政法人 国立青少年教育振興機構.<http://www.niye.go.jp/navi/science/yukinohimitu/>
小林禎作(1983)雪の結晶-冬のエフェラメル.北海道大学出版会.
菊地勝弘(2012)雪結晶のグローバル分類におけるCP6(骸晶状結晶)~CP9(鴎状結晶)について. 北海道の雪氷, 31, 105-106.

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