雪の素晴らしさをご存知でしょうか?雪を見たときに楽しくなる人、雪かきが大変だなとがっかりする人、様々だと思います。
そんな雪なのですが、有効利用することで冷蔵庫の代わりになります。それも冬の期間だけでなく一年中です。夏は無理なのではないかと思われる方が多いと思いますが、夏は暑く30℃以上を記録する北見市で利用できることが実証されたため、道内ではどこでも設置可能な冷蔵庫です。
構造的には、ものを入れておける2m程度の高さの大きな箱の上に3m程度雪を積み上げた全体高さ5m程度の「かまくら」のイメージです。また、箱までの行き来ができる通路が必要です。かまくらの入り口から箱までが崩落しないように人が通れる径の管を設置しておくことが理想です。そして、かまくらの上に牧草を50cm程度覆いかぶせると、冷蔵庫の完成です。
冬の間はこの上が雪に覆われるため、箱はもちろん0℃以下に保たれます。夏の間は牧草に遮熱効果があり、保冷されます。かまくらが溶ける前にまた冬が来るため一年中利用できるというものです。
この他にも、雪には様々な有効利用方法があります。普段何気なく見ている雪も役に立つと思うと、見方は変わってくるのではないでしょうか。