<地球環境シリーズ Part8>
株式会社エコニクス
顧問 多田 健司
昨年『気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』の第5次評価報告書が公表され、『地球のCO2増加がこのまま進めば、あと30年で「許容上限」に達する』と報道されました。(毎日新聞より)
記者会見した国連事務総長は『科学者は、世界各国がすぐに行動を起こさなければならないと声をあげた。我々は手段を持っている。この機会を逃してはならない』と呼びかけています。(毎日新聞より)
地球環境に負荷をかけるのは、人の生産活動だけではありません。
火山活動・地震や津波、異常気象による水害などさまざまな形で、環境に負荷がかかります。
環境の再生は、負荷をかけた原因の解明から始まります。
現在、携帯電話やスマートフォンなど、身近に『映像を撮る』手段があります。
『美しい自然』や『環境変化の現場(災害など)』の場に立ち会った皆様が映像を撮ることが、のちの環境再生のために貴重な記録となるでしょう。
環境の再生を業務としている『エコニクス』では、環境変化の推移をできる限り『映像で残す』よう取り組んでいます。
特に『動画』は、その時の『時間』を『記録』します。
これまで、エコニクスでは『磯焼け対策』として『藻場の再生』をおこなってきましたが、近年、温暖化対策として『藻場』のCO2吸収作用が見直されています。
今後も、普段は目にすることができない、海の環境変化を『記録(映像)』し、監視していきたいと考えています。
現在、研究企画チームでは、環境の変化を「高精度」で「より多くのデータ(画像含む)」を「リアルタイム」に取得するために『光ファイバを活用した、海洋環境モニタリングシステム』の開発を進めています。
0.2ミリの光ファイバ1本で、電話回線で80万回線分の情報伝送が可能なため、大量(リアルタイム・画像)で精度の高いデータを送れることや電源の供給が可能になることが最大のメリットです。
また、水産業にとって『映像情報』のモニター(監視)は、効率的な漁場管理や密猟監視への応用や、長期的なモニタリングを継続することによる豊富なデータでこれまでの『勘』の漁業から『科学的』な漁業になると期待されています。
『藻場』をより広い範囲で再生させ、温室効果ガスの削減や生物多様性保全に貢献することができれば、『エコニクス』の考える『地球の防衛』につながれると考えています。
添付した映像(動画)は、エコニクスの業務を簡単に紹介したものです。
詳しくは をご覧下さい。
※エコニクスでは、古い16ミリや8ミリフィルムのデジタル化もおこなっています。
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