新年企画2010
昨年は、政権交代という転換期を迎え、日本の経済は大きく変わろうとしています。
このような中、弊社は昨年に引き続き、環境と経済が両立するグリーン・ニューディールを支援していきたいと考えております。その中でも、特に「食料の健全な生産環境づくり」を意識して、自然環境の再生や、そこから生産される農林水産素材の機能性物質の分析・試験サービスを行っていきたいと考えております。
この分野にて、より一層お役に立てるべく、昨年10月、恵庭にリサーチラボを開設いたしました。付加価値の向上や未利用資源の開発を行い、北海道の基幹産業である一次産業に貢献していきたいと思います。
皆様にとりまして飛躍の年になりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年の干支は寅(トラ)となりますが、トラは哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属に属しており、その仲間にはライオンやヒョウなどがいます。
現在は日本に生息していない哺乳類ですが、日本各地で化石が発見されていることから、縄文時代より前には広く生息していたとされています。
そんな大昔に生息していた生き物なのに、日本の文化の中には語源と残っていたり、トラにまつわる話しが多くありますが、それは朝鮮半島や中国大陸からの文化として伝わってきたとされています。
そのトラですが、現在世界では9種が生息してます(正確には9亜種:ベンガルトラ、シベリアトラ(アムールトラ)、アモイトラ、インドシナトラ、マレートラ、スマトラトラ、カスピトラ、バリトラ、ジャワトラ)。そのうちIUCNレッドリスト2009に掲載されているのが6種と、その大部分が絶滅の危機に瀕していることとなります。
そのトラを守るために、世界的にも様々な活動がされていますが、生息環境が限られることから、なかなか成果は上がっていないようです。
将来は絶滅してしまい、人々の記憶から生き物としての認識がなくなり、十二支の『辰』のように空想の生き物だと思われることにならないことを願うばかりです。
Econews編集 環境事業部 環境事業G 小山康吉