レジャーシリーズ Part1
株式会社エコニクス
営業部 桑原 聡
「国民の余暇時間の増大、所得水準の向上、健康志向の高まりの中で、海洋性レクリエーション活動が増加する傾向にある。」という記事を最近よく目にしますが、最近のレジャー傾向は『安・近・楽』が主体となっているようです。費用は安く、近場で、楽しみ重視がその中身だそうです。
また、欧米人の『滞在型』に対して日本人は『回遊型』というそうです。これは短い期間にあちこち見て周ることに由来しているそうですが、忙しい日本人の悲しい性をよく表わしている言葉ではないでしょうか。
我が北海道に於いてその実態は如何に?といえば…ちなみに我が家(私、妻、長女小4、長男小1の四人家族)の昨年の夏休みレジャー白書をご紹介しますと、(臨海/林間)キャンプ2回、日帰りの海水浴2回、総費用の内訳は交通費、食料、施設使用料、キャンプ用品買い足し費、諸雑費となってしめて¥40,000也という金額に相成り、『安・近・楽』を地で行ったような感があります。この頻度と費用が全国・全道平均と比べてどうなのかは判りませんが、家計簿上は大出費であったことに間違いはなく、その後の朝げ・夕げの慎ましさによく現われていました。
子供に「一番楽しかったことは何?」と尋ねたら、即座に「蟹釣り!」と返ってきました。いつの時代も、蟹とのスリリングな格闘は海水浴のメインイベントなのです。親父の感想をいうと、時折視界を遮る水着姿の若い女性は許せても、海辺の空間的広がりを遮る消波ブロック群と安全性を脅かすほど接近して滑走する水上バイクはどこか許せないものを感じます。前者は、工学的な手法と景観に配慮した設置方法で、後者は水域利用者の年齢構成・目的別のゾーニングで何とか対処できないものでしょうか?